痛い・合わない・外れる入れ歯を
放置していませんか?
入れ歯が合わない、噛むと痛い、すぐにずれてしまう、といった入れ歯の悩みを抱える方は少なくありません。最初はしっかり適合していても、お口や顎、顔の筋肉の変化に伴い、合わなくなってくることがあります。
合わない入れ歯を使用し続けると、歯並び・咬み合わせが乱れたり顎関節に大きな負担がかかったりする恐れがあるため、なるべく早く調整することが大切です。
保険と自費の違い
保険の入れ歯は、決まった素材を使用し、全て同じ工程で製作します。そのため、患者さんお1人おひとりに適した入れ歯を作ることが難しく、そのフィット感はどうしても自費診療の入れ歯に劣ります。製作工程は、保険診療が23工程であるのに対し、自費診療の入れ歯は50工程以上です。それだけ優れたフィット感のある入れ歯を製作できるため、痛みや違和感、外れやすいといったトラブルが起こりにくくなります。
入れ歯の種類
金属床義歯
金属床義歯は、床部分が金属製の総入れ歯です。金属はプラスチックよりも強度があるため、薄く作ることができます。そのため、装着時の違和感が少なく、また金属の高い熱伝導率によって飲食物の温度をしっかり感じられるため食事が楽しいです。
ノンクラスプ義歯
ノンクラスプ義歯は、金属のバネではなく、ピンク色の樹脂でお口の中に安定させる部分入れ歯です。保険適応の部分入れ歯は、金属のバネで他の歯に引っかけて安定させます。引っかける歯に負担がかかるうえに、金属アレルギーのある方には使用できません。ノンクラスプ義歯はお口を開けたときに金属のバネが見えないため、審美性にも優れています。
レジン床義歯(保険適応)
レジン床義歯は、レジンでできた保険適応の入れ歯です。費用を安く抑えられますが、強度が低いプラスチックを使用するため、床に厚みを持たせる必要があります。そのため、装着時の違和感が大きく、会話の際にずれてくることがあるなど、さまざまなお悩みに繋がることがあります。
入れ歯の効果的なお手入れ方法
入れ歯は、毎食ごとに取り外して歯ブラシで十分に磨きましょう。部分入れ歯は、バネまでしっかり磨いて汚れを落としてください。ただし、強くこすると傷がつくので、丁寧に磨くことを意識しましょう。また、歯ブラシでの洗浄痕は入れ歯洗浄剤を使用して、入れ歯の細部にまで入りこんだ汚れを落とします。洗浄後は歯ブラシで再び軽くこすりながら、流水で仕上げ洗いをします。